KLabプロトタイピングラボに参加

KLab株式会社主催のプロトタイピングラボ2013というイベントの第2回に参加してきました。

プロトタイピングラボとは、思いついたアイデアのプロトタイプを3日間で開発するというハッカソン型のイベントでした。

私の参加した第2回の開催日とテーマは次のようになっていました。

開催日
9/10〜9/12 の3日間
テーマ
自由

全体的な感想

まず、すごく良心的なイベントだと思いました。(小学生並みの感想)

交通費は完全に支給していただいた上、懇親会ではオードブルが振る舞われたので、財布にとっても優しかったです。

その上、優勝者には30万円、準優勝者・特別賞には10万円の賞金が出るということで、参加者としてはメリットだらけでした。

メンターに関して

開発するテーマに応じて、KLabの社員がメンターとして技術的・アイデア的にアドバイスや助言を頂きました。

また、企画ブラッシュアップ期間というのも存在して、主にメンターとコンタクトをとって企画をブラッシュアップする機会もありました。

個人的には、企画や技術に関しての質問より、研究の内容や学部卒業後の進路についての質問が多くなってしまいましたが、 それでも親身になって答えてくださいましたし、バイト先を除くと、社会人の方とあまりお話する機会が無いので、貴重な機会となりました。

KLabについて

あまりKLabという会社をよく知らなかったのですが、今回のイベントで本気で良い会社かもしれないと思いました。

というのも、メンターの方々のギークな感じが肌に合いそうだと感じたからです。

また、社内で勉強会を催していたりと、技術者にとって居心地の良い職場環境そうだなと思いました。

開発したもの

ざっくり言うと、TwitterID から簡単に名刺を作るサービスを作りました。

Twitter名刺ジェネレータ

せっかくなので、最終日のプレゼンに使った資料をslideshareにアップロードしておきます。

Twitter名刺ジェネレータ - slideshare

特徴は箇条書きにするとこんな感じです。

  • わずか2ステップで簡単作成!
    1. Twitter IDを入力。
    2. デザインを選択。
  • ユーザ認証しなくても使用可能。
  • Canvas を用いた描画により、デザイン選択した瞬間に名刺が作れる!
  • マルコフ連鎖で直近200件のツイートをカオスに要約。
  • 完成した名刺は PNG 形式で保存、Twitterで共有できる!

反省

参加をするからには、入賞を目指していたのですが、今回はどの賞にも入ることができませんでした。

テーマ

まず、反省点としては、応募した時から自覚はしていましたが、開発したテーマの選択が悪かったと思いました。

プレゼンの後の質問で指摘していただきましたが、TwitterIDから名刺を作るだけでは、発想として面白みに欠けていて 新規性や発展性も低かったと思います。

特に、今回はプロトタイピングラボということで、実際に動作するように実装することには重きが置かれていなくて、 それ以前のアイデアやコンセプトの方が重要だったと思うので、本当に3日で作れてしまうようなテーマにしたのは失敗だったと思います。

また、もう少しひねりを加えたアクセントがあれば、もっと評価も変わったかもしれないと思う点もあります。

あと、他の参加者に比べて、プレゼンが絶望的に下手だったのもマイナスだったと思います。

名刺というのなら、TwitterよりFacebook?

これもプレゼンの質問で指摘された点なのですが、「名刺というなら Twitter よりも Facebook の方が良いのでは?」というような意見も頂きました。

考えてみれば、確かにその通りで、名刺というなら Facebook の方が明らかに向いていると思います。

また、「作った名刺はTwitter内だけで楽しむものではないのか? 印刷して実際に名刺として配布する状況が分からない。」というような意見も頂きました。

質問されたときには、うまくTwitterを選んだ理由を説明できませんでしたが、今なら言葉にできそうなので説明します。

まず、私はTwitterの名前とアイコンの入った、本名の書いていない名刺を作ったことがあります。

筑波大学においては、Twitterは非常に重要なSNSツールで、特に情報科学類では友人の名前を本名で呼ぶことは稀で、ほとんどの場合はTwitterの名前で呼び合います。 これは決して誇張しているわけではなく、Twitterの名前は分かるけれど、本名は全く覚えていないという状況は普通にあります。(本名を覚えている友人のほうが少ない)

恐ろしいことに、この環境が普通だと思っていたので、Twitterの名刺を作るというのは当然なことだと思っていました。 その辺の認識のズレを踏まえて、その点をフォローするようなプレゼンをするべきだったなと思います。

まとめ

力不足で悔しい思いもしましたが、全体的に見れば本当に楽しくて楽しくて思い出に残る3日間でした。

同じようなイベントがあれば、ぜひもう一度参加したいです。

あと感じだとことは、こういうイベントに1人で参加するのは精神的につらそうだなとも思いました。 別々にエントリーした同じ学類の友達も一緒に参加することになったのですが、本当に知ってる人がいるだけで心強かったです。 (このイベントに参加していることをお互いに知らずに、六本木に着いてからやっと発覚しましたw)

以下、六本木の思い出です。

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