大学の数値計算法・数理アルゴリズムなどの授業でMatlabを使わないといけないのですが、 Matlabを買うお金がなかったので、代替ソフトとしてGNU OctaveをMac OS Xに入れました。
けっこうハマりどころが多かったのでメモします。
GNU Octaveについて
wikipediaからの抜粋です。
GNU Octaveとは、MATLABと互換性を持ったフリーな数値解析ソフトウェアであり、GNUで開発している。 MATLABとの互換性を主に目指しており、MATLABの機能の多くをOctaveも持っている。また MATLAB のために書かれたプログラムも修正せずに動作するものが多い。
Mountain Lion にしたらHomebrewがおかしくなった人はこれ
Mountain Lion にしたら、Homebrewがおかしくなった人は、まず次のリンクを参考にしてFixしましょう。
Get Mountain Lion and Homebrew to Be Happy
HomebrewでOctaveを入れる
# リポジトリ追加
brew tap free/open
# updateしないとうまくいかなかった
brew update
# OctaveのコンパイルにFortranのコンパイラが必要
brew install gfortran
# ようやくOctaveがコンパイルできる
brew install octave
plotとかでグラフを描けるようにする
Octave自体には、グラフの描画機能はなく、gnuplotに依存しているのでgnuplotを入れます。
brew install gnuplot
次に、GNUTERM
という環境変数を設定します。
# ~/.bash_profile
export GNUTERM=x11
次にsource ~/.bash_profile
をするかログインし直せばOctaveでplotなどからグラフを描画できるようになります。
ちなみに、GNUTERM
を設定しないとこういう感じのエラーになります。
octave :1> plot(x)
gnuplot> set terminal aqua enhanced title "Figure 1" size 560 420 font "*,6"
^
line 0: unknown or ambiguous terminal type; type just 'set terminal' for a list
まとめ
これで、計算機室のゴミみたいなマシンを使わずとも課題ができます。